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枋ノ木神社 由緒
昭和六年(一九三一)東北大飢饉の折り、帝国政府より「農家救済補助金」の
交付を受け、「石切所村」では「共同作業場設置条例」が制定されました。
枋ノ木部落では補助金が少額なため養蚕組合が建設資金の寄附を募り、青年団
に枋ノ木作業所建設を委託した。
青年団の勤労奉仕により建設資金に余剰金が生じたことから戸来家の氏神様で
あった「金勢大明神」を祀る祠の建立の声が持ち上がり青年団が中心となって
「枋ノ木神社」を建築したのが始まりです。
御神体である「金勢大明神」(金勢様)は当時の玉山村の巻堀神社より、先祖の
猿松氏が嘉永七年(一八五四)に御分神を勧請奉斎したと伝えられております。
金勢大明神(金勢様)は病気疾患平癒、家内安全を祈願し子孫繁栄・夫婦和合
縁結びなど「子孫の神、子宝の神」として広く信仰を集め、全国から数々の御
利益が報告され、東北のひとつのパワースポットとなりました。
駅前地区連合町内会として平成二四年(二〇一二)には老朽化のため祠の建て
直しをし、現在の神殿となりました。
枋ノ木神社の祭典は昭和八年(一九三三)から始められました。
戦前は盆踊りが中心でしたが、昭和二七年頃からは仮装行列を取り入れたり、
山車を製作しての運行にと祭りの形態も変わっていきました。
近年は山車に御神体を乗せての運行や、御神体を乗せた神輿を担いでタイムレ
―スなどの開催をし祭典を盛り上げております。
令和二年(二〇二〇)に神社の維持発展のため「枋ノ木神社氏子会」発足。
令和七年(二〇二五)駅前地区の区画整理事業に伴い神社境内の減歩もあり、
新たな整備の決断をし、現在に至ります
今後も一層の精進し、ご神威の発揚に努め、皆様が気持ち良くご参拝して頂け
る神社を目指して参ります。
枋ノ木神社 氏子会総代